STAFF INTERVIEW

TECH Report│開発にチャレンジしたい方必見!オンライン勉強会を開催!(前編)

今月の勉強会のテーマは「開発工程へのチャレンジ」。未経験スタートの場合、テストと呼ばれる検証工程からスタートし、徐々に開発工程にシフトしていくことが多いIT業界。そんな中でも自ら積極的にスキルを高め、実際に開発工程にシフトした先輩たちが、業務のコツやポイントを解説してくれました。

5月度・IT勉強会レポート(前編)   テーマ:開発工程へのチャレンジ

EPISODE.01

今いる環境で、120%の成果を出すこと。

今回も4月に引き続き、オンラインとオフラインのハイブリッド形式で勉強会を実施。IT事業部メンバーの約8割が参加するなど、高い参加率を記録しました。

最初に登壇してくれたのは、入社4年目でサブリーダーを務める大井さん。在宅勤務のため、自宅から発表を行ってくれました。

大井さんは2021年に新卒入社。最初はテスト工程からスタートしましたが、プロジェクト内で高い評価を受け、現在は開発工程に抜擢されています。そんな大井さんが発表してくれたのが『120%を出すことの大切さ』。部内でも圧倒的な資格数を誇るなど、普段から勉強熱心な大井さんならではのやり方を披露してくれました。

一般的に開発工程はテスト工程と比べると難易度が高く、初級・中級・上級で分けた場合、当たり前のように上級のプログラミングスキルが求められる世界です。だからこそまずはテスト工程で成果を出している人でないと、まわりも開発工程へ上げづらい。それが大井さんがプロジェクトに入って感じたことでした。

EPISODE.02

疑問があれば質問、放置はNG。

大井さんの場合は独学で『Java』や『LPIC』などの資格勉強を行い、プロジェクトメンバーとも積極的に交流を図ることで、「自分が開発工程に入ったら使う可能性がある言語」を予め把握しておいたそうです。

また、業務の中で浮かんだ疑問点は放置せず、質問の際も「どうすれば伝わりやすいか」を考え、コンパクトに質問を投げかけることを意識していたとのこと。特に「関わる人」によって質問の仕方も変えていたといいます。

コミュニケーションが好きな方には口頭やTeamsで、そうでない方にはチャットやメールで、という形で切り分ける方がスムーズに進み、印象も良くなるとのこと。大井さんならではのコミュニケーション術を披露してくれました。

その他にも、学んだことは忘れる前に必ずメモや資料にまとめ、余裕があれば積極的にまわりのフォローに入ることが大事、というお話も。特に「まわりのフォローは自分に余裕があり、かつ業務を理解していないとできない。」「これが自然とできるようになれば、それは120%の成果を出せる状態に等しい。」というのが大井さんの考えでした。

また、開発工程に移ってからも「疑問点は放置しない」「要点をコンパクトに質問する」という意識は欠かせないといい、引き続きスキルアップに向けた資格勉強も行っているとのこと。現在は『Udemy』というオンライン学習サービスを利用しながら、Javaのスキル向上に臨んでいるそうです。(一部のオンライン学習サービスは会社が受講料を補助します。)

EPISODE.03

どの工程でも、守るべき基本は同じ。

以上で大井さんの発表は終了。その圧巻のストイックさに、リーダー陣からも多数の質問が飛び出しました。
質問してくれたのは、2019年入社の内田サブリーダーと、2018年入社の成田リーダーです。

内田 今回はテスト工程からのチャレンジを軸に発表をしてくれましたが、中にはいきなり開発工程を任されるメンバーもいます。その場合は研修でいかに知識を身に付けられるかがカギになると思うのですが、研修段階で『120%』を出すコツなどはありますでしょうか。ちょうど4月入社のメンバーが研修中なので、この点を伺えればと思います。

大井 120%を出せなかった側なので、難しい質問です(笑)。ただ振り返ってみて言えるのが、与えられたタスクや宿題は確実に全部やる。そうして知識と理解を深め、まわりのフォローに入れるくらいまで自分を高めておくことが重要だと思います。やっぱり「自分が分かる・余裕がある」という状態でないとなかなか人のフォローには入れないので、そこを目安に取り組んでみるのが良いと思います。

成田 素晴らしい発表をありがとうございます。私からも質問できればと思います。現在は開発工程に参画しているかと思いますが、大井さんは設計業務などは行わず、プログラマ業務に集中しているという認識でよろしいでしょうか。

大井 先ほどは便宜上プログラマ業務に焦点を当てて発表したのですが、実際は基本設計から保守までトータルに行っています。要件定義まではやっていないです。

成田 ありがとうございます。他の工程で上手くいくコツなどがあればぜひ伺いたいです。

大井 設計の部分で言うと、有識者の方へのヒアリングが重要です。自分がどんな情報が欲しいのかをまとめた上で、端的にわかりやすく質問するのが大事だと思います。テストや保守の部分だと、自分の業務をしっかりと理解しておくことが重要だと思います。理解せずにテスト項目書は作れませんし、当たり前のことを当たり前にやり続けるのが大事なんじゃないかなと思います。

以上で大井さんへの質問コーナーは終了。続いては入社4年目の田村さんが登壇してくれました。入社4年目にして骨のあるプロジェクトに携わってきた田村さん、一体どんな発表をしてくれたのでしょうか?!

その様子は~TECH Report│開発にチャレンジしたい方必見!オンライン勉強会を開催!(中編)~に続きます!